こんにちは、緑風です。
私が昔読んでいて好きだった絵本の中に、「どこ?」というシリーズがあります。絵本というか、ミッケみたいな写真を眺める本ですね。
表紙の写真にもあるようにめちゃくちゃ細かいジオラマというか、小さな町とか部屋があって、その中から文章に書いてあるものを探すんですね。構成としてはミッケと同じような感じなんですけど一番の違いはミニチュア感が半端ないこと。
粘土とかで街並みが作ってあったりとか、小さいものをそのまま使っていて(リアルのそのままの大きさでは使ってないんですよね)、現実じゃない、これは作りものだとわかる感じがファンタジーって感じで小さい街に夢で来てしまったんじゃないかって感じられてとても好きなんですよね。
探す絵本だからもちろんものがごちゃごちゃ置いてあったりするんですけど、ただいっぱい似たようなもの中に紛らわしい感じで置いてあるのではなくて、実際にそこにありそうなものとか、そこにあったら不自然そうなものが混じってるから、より不思議な感じが出ていて。
ちゃんとごちゃごちゃしているけど一つのシーンとしてできていて、ストーリーが見えてきてそれもすごく面白いんです。特に最初のページと最後のページはつながっていて、本の中で旅してきて探したものが最初のページと同じ構図で最後のページに足されているんです!すっごく細かくてそういうところが本当に大好き。
そしてどこ?でめちゃくちゃ好きなところが水の表現…!!!
上の「つきよのばんのさがしもの」ではキッチンが水没してしまっていて、
こちらの「とびらのむこうのさがしもの」では海の中とかバスタブが出てくるんですよ。
おそらくなんかジェルとかレジンとか透明で固まるそういうのだと思うんですけど、めちゃくちゃきれいで昔からすごくきれいだなと眺めてましたね。
そうそれで、なんでいきなりこんな話を始めたかと言うとこの間本を探す課題だったかで絵本ナビを眺めていたんです。そしたらスペシャルコンテンツのところに制作日記というものがあって、これは面白そうだなと思ってクリックしたらこの、どこ?の制作日記があったんです…!!!
すごくないですか??今までどうやって作ってるんだろう…と思っていたものが見れるなんて!!めちゃくちゃ細かく書いてくださってるしすごすぎる…!!
残念ながらこれで作っているやつは持っていないのですが、
やっぱりこの方の作ったやつを見慣れているからか知らないやつでもめちゃくちゃ面白かったです…!小さな町つくるのすごい楽しそう…!
それからまた調べていたらもっと昔に制作風景を取材されたものがありまして。
こっちは持っていてすごく読み込んだものだったのでテンション上がりました。そうやって作ってたんだ…というのもあってまた読み返したくなりますね…!こういうところで性癖が作られていたのか、それとも元から好きだったのか、今でも好きなものにつながるシーンがあるのでつくづく怖いなあ…と思いました。
もう集めなくなってから出た「パーティーのさがしもの」とかもめちゃくちゃ面白そうなので読みたいなあ…。
というわけで今回はどこ?のお話でした~!どうやら今も出版されているようなので、気になった方はぜひ!手に取ってみてくださいね!ジオラマとか好きな方にはめちゃくちゃたまらんという感じなのでおすすめです!!
それではまた明日。