こんにちは、緑風です。
最近、GWが終わって日常に戻ったら、めちゃくちゃ一週間がはやくてびっくりしています。こないだ火曜日やんなかった…??みたいな。こうやってあっという間に人生が終わっていくのかと思うと怖いです。
さて、今回は、ibis Paint Xの話をしてみようかな!と思います。ついでにメイキングも。
ibis Paint X(以下アイビス)はスマートフォンやiPadなどで絵を描けるというアプリです。基本は無料です。
割と前からあったけど、最近よくアイビスユーザー見かけるようになって人口が増えたなあと感じます。YouTubeのメイキング動画とか。
私は今まで主にアナログ(水彩色鉛筆)とデジタル(AZpainter2、medibangpaint)でパソコンでペンタブ使って描いていたんですけど、パソコンだと外で描けないので、スマホでも描きたいな~と思って入れてみました。そしたら結構使いやすかったのでもしどんな感じなのかという方がいたら見てくれたらうれしいです。
実はすごく、すっごく昔にipadでアイビス使ってたんですけど、全然画力もないときで黒歴史しかないのでそこはカウントしないことにします。何年前だろう…5年くらい前かなあ。その時はまだ定規機能がなくて大変だったんですよね……。
まあアプリなので指で描くんですけど(タッチペン派もいるけど)、けっこう指で描くの無理でしょって最初は抵抗があるんですが、意外とできます。スマホを操作するという点では日常生活と同じなので、画面をアップにしたりとか回転させたりとかがすごくスムーズにできるんですね、だからあんまりストレスなく描けるなあという感じです。あとやっぱりアイビスさんはもともとアナログで描いて写真撮って取り込んでなぞる、というのもけっこう主流で、やりやすいように画像取り込みとか線画抽出が簡単にできるようになってるのでそれも便利に使える要素のひとつだと思います。
アイビスのいいところ
外でも描ける
スマホのアプリなので外で作業ができます。パソコンもペンタブも作業スペースもいりません。なのでパソコンを買うのが難しい学生が使ってることが多いです。オフラインでも作業できます(使える機能は限られますが)。
隙間時間にサッとできる
アプリなので暇なときにパッと開いて作業を始められるし、終わるときも戻るボタンを押せばいいだけなので、ちょっとあいた5分10分で作業できます。パソコンだと絵を描くまでが長いのですぐに始められるのは本当にうれしい。
テクスチャがいっぱいある
ネットにつながっていればアイビスにあるすごくたくさんの素材テクスチャが利用できます。いちいちフリー素材拾ってこなくていいし、大きさをキャンバス全体に広げてくれるので楽です。また、多くのフリーフォントもアイビスからダウンロードできるので、いちいちフリーフォントを探しに行かなくても済みます。
メイキング動画が見れる
今描いているところまでを勝手に動画にしてくれます!これは見ててめちゃくちゃ楽しいです。Twitterアカウントでアイビスのオンライン上に1分版をアップロードすることができます。
悪いところ
重い
私のスマホが容量少ないからかもしれないんですが、たくさん作品があったりレイヤー数が多いと重くなります。読み込みが長くなるしたまにエラーが出ます。気を付けてはいるんですがなかなか難しい。でも今のところ作品データぶっ飛ぶとかはないです。
レイヤーが邪魔
これはまあ画面小さいから仕方ないんですけど、レイヤー統合したり、フィルターかけて見た目を確認したりしたいときに、レイヤーメニュー出すと画面隠れちゃうんですよ。これが本当にやめてほしい。どうなったかの確認がしづらいのでかろうじて見えるところで頑張ってるけど。どうにかならないのかなあ。
水彩ペンがない
ペンの種類いっぱいあるにはあるんですけどいわゆる水彩ペンが見当たらないです。普段ほかのソフトでは愛用してるのでなかなかきついんですけど、まあアニメ塗りすればいいかな…て感じ。
メイキング
というわけで!このアイビスでメイキングをしたいと思います。
通常画面がこんな感じ。
レイヤー邪魔ってこれです。ここの全体遠目でしか確認できないので見づらい。
私もまだわかんないことばっかりなので使ってない機能めっちゃあります。まあ適宜調べて使えばいいかな…て感じ。アイビス公式が機能の使い方を説明してくれているページがあるので便利です。
まあロックとかクリッピングとかフィルターとか選択範囲あれば生きていけるので…なんとかなります。
1,ラフ
テキトーにざかざか描きます。
今回は「不思議の国のアリス」のアリスを描きます。
2,下描き
とりあえず人物だけ。こんくらいあれば後でペン入れできるな、ってところまで。今回は同じレイヤーに描いていますが普段は手とか髪を別レイヤーにすることが多いです。
3,ペン入れ
パソコンだと私は下描きをきれいに整えて線画にするほうが好きなのですが、アイビスは整えるよりなぞるほうが楽なのでなぞって線画にします。
4,色分け
線画レイヤーの下に新規レイヤーを作り、人物の色を乗せるところを灰色で塗りつぶします。
その上に各色を重ならないようにレイヤー分けして塗り、下の灰色にクリッピングします。
▲2→灰色 3→肌色、黒 4→水色 5→白 6黄色、茶色 7→影 8→線画
下描きなどいらなくなったレイヤーは重くなるので消します。
わかりにくいけどこんな感じ。クリッピングすると外側にははみ出さないので色塗るときに便利です。
各色にはなんとなくグラデーションかけとくとなんかいい感じになります。
5,影つけ
クリッピング内の一番上に乗算レイヤーを作り、紫よりの灰色で影をつけていきます。アイビスには水彩ペンがないので、この方法でアニメ塗りしてます。
肌だけは色分けしてあるレイヤーをロックしてそのまま影をつけています。顔は明るくしたいじゃん…。
影レイヤーのうえにレイヤーを作り、ハイライトをいれます。今回はスクリーンレイヤーにしてみましたが別に通常でもいいかな。
はじっこに元よりすこし明るい色で光が当たってる感じで塗っていきます。もっとガッツリ入れてもいいと思うんですけどビビりなのでできない。まだ試行錯誤中です。
大丈夫そうだったら色レイヤーは灰色レイヤーと統合しちゃいます。
線画レイヤーをロックして線画の色を変えます。肌周辺は赤茶色に、そのほかは元の色よりちょっと濃い色に。これで若干線画がなじみます。
他にもお顔完成させたり眉毛書いたりしました。
普段だったらおめめきらきらにしたりもしますが今回は人物はここでおしまい。
6,背景
すみません、このあたりから画像めちゃくちゃ飛びます(夢中で描いてたらスクショ撮るの忘れた)。
原っぱにある木に寄りかかっている絵にしたいので、緑色を置いて、木のシルエットを描きます。この辺の画力は小学生並みなのでこの先が不安で仕方ありません。
(撮り忘れたので動画のスクショです)
なんかざらざらしてるペンで木っぽさを出そうとしてみたり、にじみ感のあるペンで葉っぱを描いてみたり。あと木漏れ日の下で寝てるのがいいなあと思ったので素材テクスチャにあった木漏れ日テクスチャを張り付けてそれっぽくします。
7,加工
この滲み出る背景小学生感をどうにかできないものかと必死にフィルターやらをいろいろかけまくります。
▲もうすでに何をやっているのかわからないレイヤーたち
お花描き足しました。
めちゃくちゃ重い。レイヤー結合しちゃいたいんですけどなかなかできなくて…。
鳥も描きたしました。なじまねえ~~~と言いながらぼかしも駆使して頑張ります。
ようやく納得がいったので文字を入れました。この後は焼きこみだの覆い焼きだのかけてガウスぼかしかけておしまい!
完成~~!!長かった…と思ったけど今回作業時間6時間くらいでした。こないだの12時間がおかしかったんだ…。*1
前回も思ったんですけど私本当にメイキングが下手ですね…まあ私の備忘録みたいなもんだから許してください。
まあアイビスで描いてもパソコンで描いても結局自分の画力なので道具には慣れるしかないですね!あとは私天才!最高!かわいい!!と思いながら描くだけです。
https://ibispaint.com/art/332423053/
これの動画はっておきます…はやすぎて何もわかんないけど。
アイビスの私のページにとびます。他の動画も見れるよ!
別垢であげてた絵のメイキング!2分版~~ #ibispaint pic.twitter.com/akoUDTxnel
— 緑風 (@midorikaze_9375) 2019年5月23日
2分の動画も作ったのでTwitterに載せました。こっちのがたぶんわかりやすいです。
今までにアイビスで描いたものたち
まあ大体こんな感じ。ほぼ乗算で影つける方式で塗ってます。
▲12時間かかったのこれです…笑
とまあこんな感じでアイビスの紹介とぐだぐだすぎるメイキングでした!
これが誰かの参考になったらいいなあ…笑
ここまで読んでくださってありがとうございました!それではまた次の記事で。
*1:3人+結構な背景を描いたらえぐかった