白昼夢

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水彩色鉛筆を始めたい人に届いたらいいなメイキング

 

 

こんにちは、緑風です。

 

 

 

私は普段趣味で絵を描いているんですが、使っているのがデジタルと水彩色鉛筆なんですよ。で、水彩色鉛筆使ってるんですよ~って言うと大体え~すご~い!みたいな反応をもらうしめちゃくちゃハードル高そうなイメージを持たれるんですね。

 

 

 

でもそれは違うんだ!!!違うの!!!!!!(必死)

 

 

 

実はめちゃくちゃハードル低いんですよう…(そろえるまでは)。

 

 

なので今回は水彩色鉛筆こんな感じで使ってるよ!!っていうのをメイキングしながらお話したいと思います。

 

実際私も最初これどうやって塗ればいいんだ!?って思って調べたんですけど、あんまりいい塗り方がなくて。人によって違うので、自分に合ったのが見つかればいいんですけど、もともと使ってる人が少ないので検索してもあんまり出てこないんですね。なので、使い方に悩んでる方がこの記事にたどり着いて少しでも参考になればうれしいです。

 

 

 

使い始めたきっかけ

 もともと絵を描くのには普通の色鉛筆とたまーにデジタルで色を塗ってました。周りの人たちはコピック勢が多くて入ってた漫研にもコピックはあったんですが全然仲良くなれませんでした。だってすぐはみだすしすぐムラになるっていうかきれいに塗れない!!(ここ伏線です)

 

そんな中で私の祖父がいらないからと言ってくれたのが水彩色鉛筆でした(祖父は趣味で油絵やってた)。当時は自分には使いこなせないだろうしなあと思ってしばらくしまっておいたのですが、その後なんか違う画材でやりたいなあと思って引っ張りだして使い始めたら意外といいしめっちゃ楽しいじゃん…と沼にはまってしまいました。

 

なので私のは自分で買ったものではないのでこれから始めたいというか揃えたい!って人に勧めるのは難しいのですが、初期投資してもいいって方や普通の水彩はちょっと…って方にはいいかなと思います。

 

 

 

水彩色鉛筆について

 まず水彩色鉛筆の特徴ですが、芯が水に溶けるようになっています。でも溶かさなくても普通の色鉛筆としても使えます。私のやり方は少し特殊なので後で説明しますが、普通は紙に塗ってそれを水でぼかす?みたいなのが一般的なやり方っぽいです。

 

 

準備するもの

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・水彩色鉛筆

たぶん36色。あと紺色は一本だけ買い足しました。

パッケージ違うけどたぶんここのです。

  

www.staedtler.jp

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普段は筆箱に入れ替えて使ってます。

 

 

・筆

なんでもいいです。私は小学生の時の絵の具セットから引っ張り出しました。でも大、中、小、さらに細いものがそろってると便利です。

 

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・水

なんか適当な容器に入れておきます。

 

ティッシュ

やばい!ってときに近くにないと焦るので何枚か置いときます。

 

・新聞紙

下に敷く用。別にコピックみたいに下移りはしないけど念のため

 

・適当な紙

私はこれをパレットにしています。A4くらいのコピー用紙です。

 

 

塗る前の準備

 私の場合はまず描きたい絵をそのへんの紙に描いて、それを画用紙にきれいにトレスします。

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いつも使ってる画用紙はこれ。もっと高い水彩紙もこの世にはあるらしいけどそこまでガチ勢じゃないので使ってません。たまにもっとちっちゃいのでも描きます。でもあんまり表面がざらざらじゃなくてさらさらのは塗りづらいのであんまりおすすめしません。

 

今回描くのは数年前に描いて久しぶりに塗ろうと思って引っ張り出してきた刀剣乱舞の学パロ乱ちゃんです。

 

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下書きがこれ。

 

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トレスします。私は百均のぱかって開くケースにライトとか懐中電灯つけたスマホ入れて簡易トレス台を作ってそれを使ってます。(マステはそれの残骸)昔は裏を鉛筆で塗りつぶして写してました。

最近は線画はシャーペンのみです。ちゃんとペン入れしたいときはここでします。

よく水彩では水張りするとか書いてありますがめんどくさいのでしません。まあ多少しわしわにはなるけど上からつぶしてれば何とかなるんじゃね?とか思っています(よくプリンセス(宮野さんが載ってて買ったやつ)を重しにしています)。

 

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頭の中できっぱり想像する、というのがめちゃくちゃ苦手なので下絵に色を塗って何となくのイメージをつかみます。背景を何色で塗るかというのの参考にします。

 

 

色塗り!

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ここ写真撮っとけばよかったけどないので描きました。

 

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実際はこんな感じ。

 

昔塗り方を模索してたときにYouTubeで見つけた塗り方です。もうほとんど水彩と変わらない塗り方で塗っています。

 

ただ私が水彩と違ってここがいい!!!って思うところは、混色がめちゃくちゃ楽なことです。よく絵の具とか使うとどのくらいの量でこんな色味になる、というのがわからなくて出しすぎちゃったり、逆にいい色味なのに足りなくてまた一から作るはめになったり。もう嫌!!!!って何度美術の時間に思ったことか。

 

でも水彩色鉛筆ならこれをこんくらい!ってちょっと塗って混ぜればその色になってくれるんですよ…!!もとからいっぱい色もあるし、あっ黒出しすぎちゃった!とかがない!!!!楽!!!!作り直しもすぐできるのでありがたい…本当に。

あとやっぱり水彩なのでここで混色しなくても後から上に塗り重ねても色が混ざってきれいになるので色を表現するのが楽しいです。

 

まあただこの塗り方、上のを見るとわかる通りけっこう無駄になりやすい(いっぱい使う)使い方です。肌色とかすげー使う。

 

あと水彩色鉛筆のいいところは、いくらでもはみでていいしムラになればなるだけ味になるところです!!(伏線回収)

結構水彩色鉛筆は難しい顔をされるんですがそんなこと全然ないしむしろ不器用とかおおざっぱ民が使うべきものだと思うんですよ。だってただ塗ってるだけなのにおしゃれ!!って感じがする。はみだしてもなんとかなる!!

なので普段色がなかなかきれいに塗れないとかそういう人は一回使ってみてほしいです。

 

 

塗りに!入ります!!

 

 

まず下塗り。何となくの色合いを置いていきます。

広範囲を大きく塗りたいときはまず水をべしゃーっとぬって(肌部分にはかからないほうがいいかも)、

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 (濃い色を置くときはかかりたくない部分にティッシュとかおいてカバーしときます。私は今まで2回くらい顔のど真ん中に濃い色を落としたのでやっといたほうがいいです。上に消しゴムとかを重しで乗せときます)

 

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 水のある部分に色を置くと水が広がっているところにだけじわーっと広がります。

 

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 にじみを作りたいときは水少なめで色を置きます。

 

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 少し乾かせて(でも完全には乾かないうちに)水で伸ばすと一部分だけにじんできれいになります。にじみがあるとべたーっとしないで味になるのでたまに作っておきます。

 

こんな感じで塗り進めます。

デジタルみたいに一気に濃い色で塗れないし、隣り合っているところを塗ると色が混ざっちゃったりするので乾かしながらいろんなところを同時進行で進めます。

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肌と紺の部分を下塗りしました。

 

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髪の毛と全体の影をつけました。

肌と髪の毛を塗るのが一番楽しくて好きです。

 

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髪の毛の影、ピンクを塗りました。全体的に色を濃くしていきます。

 

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紺のところは紺を濃く、黒いところは黒を濃くしました。

細い筆に濃い茶色をとって線画をなぞっていきます。ペンでの線画よりは柔らかく、鉛筆のみの線画よりはぱきっとします。意外とできます。

 

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塗り重ねて気のすむところまでいったらアナログ作業はここまでです。

あとはパソコンに取り込んで色味を調整します。このときスキャンのときに水色とか黄色とかは色が飛びやすいので注意です。今回は目の中がなかったのでハイライトは入れてないのですが、普段はポスカの白でハイライト入れて後からパソコンで補強してます。

 

使っているソフトはMediBang Paintです。無料です。

基本的にトリミングして足りなさそうな色をオーバーレイかけて覆い焼きと焼きこみかけてガウスぼかしかけてるだけです。文字入れたいときはここでいれます。

 

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こうなりました。完成!

 

ただ色を置いて塗っているだけなのに水彩なだけでめちゃくちゃ見た目がきれいになります。すげー!

 

この時の色塗りの様子、全部ではないんですがちまちま撮ってタイムラプスにしてみました!見づらいです~~すみません!

 

 

 

 

 

 

 とまあこんな感じで普段塗っております。全然メイキングとかしないので今回やっててめっちゃ説明すんの下手だなって思いました…なんかあったらTwitterのほうで声かけてください…。

 

 

というわけで水彩色鉛筆のメイキングでした!!ここまで読んでくださってありがとうございました。わかりづらくて本当に申し訳ないけど、これから始めたい人、手に入れたはいいけどどうやって塗ればいいのかわからない人がここにたどり着いて、少しでも参考になることがあればうれしいです!

 

それではまた次の記事で!

 

peing.net

一応質問箱も作ったので置いておきます