白昼夢

白昼夢

オタクが楽しいことを書き連ねるだけ。

MENU

私図書館 2冊目 - 図書館戦争

こんにちは、緑風です。

 

いや2冊目から児童書じゃないやん…はい、そこは気にしないでください…普通の本も紹介したいです…。

というわけで先日、初めて図書館戦争を読みました。

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

図書館戦争 図書館戦争シリーズ (1) (角川文庫)

  • 作者:有川 浩
  • 発売日: 2011/04/23
  • メディア: 文庫
 

図書館戦争」は有川浩 作のアスキーメディアワークスから2006年に出版されている本です。

他の有川浩さんの本は割と読んでいたのですが、有名どころという理由で読んだら負けと思って読んでいなかったんですよね…。

でも大学で図書館の勉強をしていて周りでは当然のように授業とかで名前を出されるし、わりと図書館についてわかってきたので今読んだらめっちゃ面白いのでは?と思って読んでみました(と思っていたところで先生に読んだ?って言われたのでこれは読めってことか…って借りた)。

結論、面白い。有川浩に外れなんかないんだわ…。

 

これ読み終わって、もし中学高校の時にこれを読んで同じように授業で図書館の話を聞いたらウワこれがあの!とかなって楽しかったのかな~と一瞬後悔しましたが、多分これ図書館の知識なかったら数ページで読むのあきらめてたな…と。今回も軍の話とかは全くわからずに(まあわかろうともしてないけど)読んでいたので知識が全くなかった昔は読むのつらいだろうなあ…。基礎知識なしで読むのだいぶつらい。

片割れにも昔読もうとしたけど1ページ目からある「図書館の自由に関する宣言」でやめた、と言われて。そう、普通の人からしたらこれわからないポイントなわけで、それを今めちゃくちゃ理解してる中読んだのは正解だったのでは?!思いっきり前期の授業でやりましたよ!!基礎知識があったおかげでだいぶ理解が進んでよかったです。

あとやっぱり、アッこれ授業でやった!!ってのがいっぱい出てきてこれが進研ゼミか…という気持ち。「中小レポート」とか、「日野図書館」とか。もちろん「日野の悪夢」なんてのは現実にはないですけど、移動図書館がどうの~って言ってたのはそんなん言ってたな~ってなりました。

 そしてこれを書こうと思った有川さんまじすごいなと思って。私もそうですけど、3年近くたってやっと図書館の法律とか、詳しい仕組みがわかってきたってのに取材とか参考文献でこんな話書き上げちゃうんだもんな…すごい。「図書館の自由に関する宣言」を逆手にというか検閲の自由とかを取って話にしようと思うのもすごい。個人の読んだ本とかを明かさないっていうのもめちゃくちゃうなづいてしまう内容でした。

 

それからあの、続きがめちゃくちゃ気になる…今まだ2巻を借りにいってないのでお預け状態なんですけど、やっぱねー…堂上さん…ウッ…。これってあれなのかな、堂上派か手塚派で分かれるんですかね?それとも堂上さんの圧倒的勝利?私的にはもう堂上さんしかいないと思ってるんですけど…。ほんと有川浩って小説版少女漫画って感じじゃないですか?内容ぶっ飛んでるけど…。たまにはNL摂取してもいいなって思いますよね…。

郁はもともと結構苦手なタイプなんですが堂上さんも好きなタイプではなかったんですけど割とあれですね…相乗効果というか…なんというか…ケンカップルいいよね…。報道陣に囲まれた郁を助けに行ったので死にました。なんか、なんだろうな最近pixivで読んでるようなやつってゆるくいちゃいちゃしてるのが多いから久しぶりに衝撃を受けた感じ。早く続き…続きを…

 

あとあとがきにいきなり時雨沢恵一さんの名前が出てきてビビりました。何事?!って思ったら作中に出てきた「荒野のカナ」という本がキノのオマージュだそうで。すげーな…。

 

というわけで私図書館2冊目は図書館戦争でした。有川浩に外れはないとわかっていながらも避けていましたが普通におもしろかったので食わず嫌いは良くないなと思いました。ぜひまだ読んだことのない方は読んでみてください!

それではまた明日。